自己潤滑性

めっき皮膜中にPTFE粒子を含有するためカジリ・焼付き防止に対して大きな効果を発揮します。

低摩擦

皮膜表面ばかりでなく、膜厚方向にも潤滑性のあるPTFE粒子を均一に分散しています。

耐摩耗性・耐損傷性

潤滑めっき（PTFE複合めっき）は樹脂やPTFEコーティング（塗装）に比較して傷がつき難いです。

膜厚均一性・高寸法精度

素材の形状にかかわらず穴の中・パイプ・エッヂなどでも、膜厚は均一です。
また任意の厚さに、ミクロン単位でコントロールできます。

密着性

PTFEの微粒子一個一個をめっき皮膜中に固く保持しています。
また、密着性は無電解ニッケルめっき同様に良好です。

静電気防止効果

無電解ニッケルめっき皮膜は金属（Ni-P）である為、電気伝導性があり静電気が発生しません。
その為、静電気やホコリを嫌う半導体部品や精密機器へ使用できます。

熱伝導性

潤滑めっき（PTFE複合めっき）は、PTFEコーティング（塗装）に比較して優れています。

撥水・撥油性

潤滑めっき（PTFE複合めっき）の接触角はPTFEコーティング（塗装）とほぼ同様です。

消音効果

摺動したり、金属同士のぶつかりに依る音を少なくすることが出来ます。これは、無電解ニッケル皮膜中に含有しているＰＴＦＥが緩衝材の役目を果たしたり、低摩擦や自己潤滑性に依り、摺動抵抗が小さくなる為です。